設定
Voicizationで設定可能な項目を説明します。
全般カテゴリ¶
- 読み上げ可能な場合、ヘルプを選択中のボイスプリセットで読み上げる
- マウスカーソルをボタン等に重ねた際、可能であれば解説を読み上げます。
- 連携アプリケーション、およびVoicizationの設定のバックアップを行う
- Voicizationを起動した際、各連携アプリケーション、およびVoicizationの設定をバックアップします。
- バックアップ先は変更可能です。
- 起動時に更新をチェックする
- Voicizationを起動した際、更新があるかどうかをチェックします。
- 言語
- Voicization、および各連携アプリケーションのUIのテキストの言語を設定します。
- Voicizationの再起動後に反映されます。
- 言語設定ファイルの作成については、こちらを参照してください。
音声合成カテゴリ¶
音声合成グループ¶
- 音声効果の入力範囲を拡張する
- A.I. VOICEなどの対応アプリケーションで、音声効果を通常より広い範囲で設定できるようにします
音声効果の範囲拡張を無効にする場合
この設定を有効から無効に切り替えた場合、それまでに通常の範囲外に設定されたボイスプリセットの値やフレーズのパラメータについて、ボイスプリセットは即時、フレーズは文章解析等で読み込まれたタイミングで値が狭い範囲内に変更され、編集中の状態になります。また、フレーズの各ヒストリーについてクリアされ、設定変更前の状態にUndo/Redoが出来なくなります。
ただし、切り替えただけでは変更内容は保存されないため、再度有効にした上でリセットを行うことで元のパラメータに戻すことが出来ます
フレーズ解析グループ¶
- 数字を漢数字読みで読む
- すべての数字を漢数字読み(例: 12345 -> 一万二千三百四十五 の読み)として扱います。
- 72桁の数字まで(千無量大数)で、それ以上の数字は今までと同じ読みになります。
- カンマ(,)を含む数字はカンマを取り除いて読みます。
音声出力カテゴリ¶
- 選択中のフレーズや選択範囲にかかわらずすべてのテキストを音声出力する
- エディタウインドウでテキストを選択している時、その選択範囲内に含まれるフレーズのみを保存するか、または全体を保存するかを設定します。
出力グループ¶
- ファイル分割
- 一つのファイルに書き出す
- エディタ上の文章を1つの音声ファイルにまとめて出力します。
- 一文ごとに区切る
- 1フレーズごとに音声ファイルを分割して出力します。
- 指定した文字列で区切る
区切り文字列
で指定された文字列で区切ります。
- 一つのファイルに書き出す
アプリケーション境界でのファイル分割
現在Voicizationでは、VOICEROID 2/ガイノイドTalk/A.I. VOICE/VOICEVOXを跨いで1つのファイルにすることが出来ず、アプリケーションを跨いだボイスプリセットの割り当てを行うと、一つのファイルに書き出す/指定した文字列で区切るの設定によらず、アプリケーションが切り替わった所でファイルが分割されます
- 区切り文字列
- ファイル分割で
指定した文字列で区切る
を指定したときに使用する区切りの文字列です。
- ファイル分割で
- テキストファイル
- 保存しない
- 音声保存時にテキストファイルを保存しません。
- 文章のみ保存
- 割り当てたボイスプリセットと文章のみを保存します。
- ボイスプリセットのパラメータ・フレーズの中間言語含め保存
- 割り当てたボイスプリセットと文章の他に、フレーズの中間言語、割り当てたボイスプリセットのパラメータ、マスターのパラメータを保存します。
- 本文のみ+詳細
- 本文のテキストのみのテキストファイルと、
ボイスプリセットのパラメータ・フレーズの中間言語含め保存
と同等のテキストファイルを2つ保存します。
- 本文のテキストのみのテキストファイルと、
- ボイスプリセット&本文+詳細
- ボイスプリセットと本文の組のテキストファイルと、
ボイスプリセットのパラメータ・フレーズの中間言語含め保存
と同等のテキストファイルを2つ保存します。
- ボイスプリセットと本文の組のテキストファイルと、
- 保存しない
- テキストのエンコード
- テキストを保存するときに使用する文字エンコードです。後で利用するツールの都合等の理由がない場合はUTF-8を推奨します。
- テキストの末尾に空行を含める
- 保存するテキストの末尾に空行を含めるかどうかの設定です。出力したテキストを利用する他のツールに合わせて切り替えてください。
- 音素情報ファイルを音声ファイルと一緒に保存する
- 音素情報ファイル(*.labファイル)を音声ファイルと一緒に保存する設定を有効/無効にします(A.I. VOICE ver 1.3.1以降のみ有効)
- ボイスプリセットのプロンプト
- ボイスプリセットの割り当てと読み上げた文章の区切りの文字列を指定します。
- ファイル名をパターン化する
- 音声保存時のファイル名を指定した形式で生成、デフォルトのファイル名として指定します
- ファイル分割を「一文ごとに区切る」にしている場合は、保存時のファイル名はパターン化されたファイル名で確定されます(保存先のディレクトリを指定するのみになります)
- パターンの指定方法については、ファイル名のパターン化のヘルプを参照してください。
- 音声保存時のファイル名を指定した形式で生成、デフォルトのファイル名として指定します
- 「一つのファイルに書き出す」以外の時、かつ1ファイルのみの書き出しの時に末尾に番号を付ける
- ファイル分割が「一つのファイルに書き出す」以外の時に1ファイルのみの書き出しを行う際(1文の時のみ等)、ファイル名の末尾に番号を付与するかどうかを設定します。
- VOICEROID 2/A.I. VOICEでは番号が付く動作が標準となっています
ボーズグループ¶
- 開始ポーズ
- 文頭に挟むポーズの長さを指定します。
- 終了ポーズ
- 文末に挟むポーズの長さを指定します。
辞書カテゴリ¶
- 各種辞書の保存先を指定します。
- 既に他の辞書として指定済みのファイルパスを指定することは出来ません。
連携アプリケーションカテゴリ¶
連携について
Voicizationを利用するためには、VOICEROID 2/ガイノイドTalk/A.I. VOICE/VOICEVOXのいずれか1つ以上と連携する必要があります(1つになると、チェックボックスが外せなくなります) また、連携の設定変更については、Voicization再起動後有効になります
VOICEROID 2グループ¶
- VOICEROID 2の実行ファイルのパスを指定します。
ガイノイドTalkグループ¶
- ガイノイドTalkの実行ファイルのパスを指定します。
A.I. VOICEグループ¶
- A.I. VOICEの実行ファイルのパスを指定します。
VOICEVOXグループ¶
- VOICEVOXの実行ファイルパス、およびAPIのエンドポイントを指定します。
音声デバイスカテゴリ¶
音声キャプチャグループ¶
- アバターの口パク用の音声として、どのデバイスから音声をキャプチャするか指定します。
音声出力グループ¶
- スペクトログラムウインドウなどで音声を再生する際、どのデバイスから音声を再生するか設定します。
アピアランスカテゴリ¶
- 明るさ
- UIの明るさを設定します。
ボイスプリセットリストグループ¶
- ボイスプリセットリストのアイコンのサイズ
- ボイスプリセットリストのアイコンのサイズを大きいアイコンか小さいアイコンかを指定します。
エディタグループ¶
- 各行をボイスプリセットの背景色でハイライトする
- エディタの文章を、割り当てられたボイスプリセットの背景色でハイライトします。
実験的機能カテゴリ¶
このカテゴリの設定について
このカテゴリの設定は実験的に実装された機能を有効にしたり無効にしたりする設定です。
バージョンアップによって機能の変更・削除、または割り当ての変更や正式リリースとしてカテゴリが移動したりする可能性が高いものが含まれます。また、この設定を変更した後に保存されたデータについて、恒久的にアプリケーションの動作に影響を与えるものも含まれます(例: 文字列の正規化を無効にした後に保存したフレーズが、再度文字列の正規化を有効にした後に同じ文章でも利用されなくなる等)
- 文字列の正規化を行わない
- 文字列を扱う処理において、文字列の正規化(正確にはUnicode正規化)を行わないようにします。
- これにより、一部の記号(例: ①、…)をそのまま記号として扱えるようになりますが、同時に、カタカナへの変換が出来ていたもの(例: ㍊)が変換できなくなります。